うつせみ

  

          さんざんに大暴れした台風も遠ざかったようで、
          やれやれです。

          油断していて避難させなかった植木鉢は飛ばされて、
          われてしまいまい、
          ご近所さんの屋根には藪の竹が覆いかぶさったりと、
          結構やんちゃな台風でした。

          そんな中、蝉達はけなげに旅立ったようです。

          蝉の抜がらの爪の先まで元の姿を残す様子は、
          生きていくため、
          もがきながらの脱皮の苦しみの時間が
          透けて見えるようで、
          なんともせつないもので・・・・・・、

          空蝉(うつせみ)とは
    
          よく言ったものだと思います。
   

          空蝉のふんばって居て壊はれけり  
                        前田 普羅




      

                      名残のほたるぶくろ
by narara-3 | 2011-07-20 22:59